カオスバッテリーって人気みたいだけど何がスゴいんだろ?
気になるよね。
この記事ではカオスバッテリーのスゴいところを3つ紹介するよ。
カオスバッテリーの評判も気になるな、良くないってウワサも聞くけど・・・。
評判についてもしっかりカバーするよ。
デメリットも紹介するから、本当に良くないかどうか記事を読んで判断してみてね。
私はバッテリー開発経験があるため、バッテリーの各ブランドの特性や特長などを把握しています。
この記事では以下について、解説します。
- カオスバッテリーがスゴい3つのポイント
- カオスバッテリーの口コミや評判
- カオスバッテリーのデメリット
- カオスバッテリーの種類と価格目安について
この記事を読んでもらうことで、カオスバッテリーのおすすめポイントや評判を正しく理解できます。
カオスバッテリーがすごい3つのポイントの結論をはじめに言っておくと、
- カオスの「極板格子の特許」がスゴイ!
- カオスの「大容量」がスゴイ!
- カオスの「みんカラパーツオブザイヤー殿堂入り」がスゴイ!
カオスバッテリーのスゴさについて、詳しく知りたい方は記事を読み進めてみてください。
さっそくカオスバッテリーの商品情報を見てみる場合は、以下のリンクからチェックしてみてください。
カオスバッテリーが「スゴイ」3つの理由
結局のところカオスの何がスゴイのさ。
カオスバッテリーがスゴイ理由はいくつかあるけど、
一番伝えたい3つの理由にしぼって紹介するよ。
カオスバッテリーがスゴイといえるのは以下の3つです。
- カオスの「極板格子の特許」がスゴイ!
- カオスの「大容量」がスゴイ!
- カオスの「みんカラパーツオブザイヤー殿堂入り」がスゴイ!
① カオスの極板格子の特許がスゴイ!
1つ目のスゴイところはカオスバッテリーの極板格子の技術です。
なぜならパナソニックのカオスバッテリーは正極格子に他にはない特長があるからです。
乗用車用バッテリーの極板格子は鉛とカルシウムの合金であることが一般的です。カルシウム合金が導入される前はアンチモン合金が一般的でした。
アンチモン合金は自己放電が大きくなったり、減水が多くなったりと欠点も多いため、現在はカルシウム合金が普及しています。アンチモン添加は欠点があるものの、鉛バッテリーが苦手とする深い放電での寿命性能向上のメリットがあります。
寿命性能向上の特性からトラック用バッテリーなどは正極にアンチモン合金、負極にカルシウム合金を使ったハイブリッドバッテリーが採用されています。
メリット・デメリットを考慮して極板格子合金が選ばれているよ
アンチモン合金の話がカオスバッテリーとどう関係があるかというと、カオスは極板合金自体はカルシウム合金ですが、表層にだけアンチモンをコーティングする技術の特許があることと関係があります。
上図のとおり、公式にもその技術と効果をアピールしています。
極板格子へのアンチモンコーティングによって、カルシウム合金の特性をもちながらアンチモンによる「長寿命効果」や「充電受入性向上効果」を発揮。
独自の極板格子技術を特許化しているので、カオスバッテリーは他のメーカーには真似できない「大容量」と「正極寿命性能」の両立を実現しています。
② カオスの大容量がスゴイ!
Panasonic カオスは大容量に1番力を入れているバッテリーブランドです。
なぜなら他の有名な国産バッテリーの中でもトップの大容量を誇っているからです。
以下のグラフと表は他の国産バッテリーとのスペック上の5時間率容量の比較(アイドリングストップ車用Qサイズ)です。
結果からわかるようにカオスバッテリーの容量は頭一つ抜けています。
カオスバッテリーはただ容量を大きくしているだけでなく、正極の寿命性能との両立をしています。
鉛バッテリーの容量は鉛活物質の表面積によって左右されるため、表面積を大きくするのに活物質中の細孔を増やす必要があります。細孔を増やすと活物質がスカスカになるため、正極は耐久性が落ちるという問題があります。
つまり、「正極耐久性の向上」と「大容量化」はトレード・オフの関係。
両立する設計はとっても難しい。
耐久性と大容量を両立しているカオスは技術力を結集したバッテリーです。
カオスに魅力を感じてきた方は、以下のリンクから商品情報をチェックしてみてください。
③ カオスの「みんカラパーツオブザイヤー」殿堂入りがスゴイ!
「Blue Battery caos」はみんカラパーツオブザイヤーにおいて、「過去数年間で不動の支持を集め続けたパーツに送られる称号」である殿堂入りを果たしています。
カオスはみんカラユーザーから常にトップの支持を集めており、ユーザー人気がとんでもないバッテリーです。
その結果をご覧ください。
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年から殿堂入り
2018年も殿堂入り
2019年も殿堂入り
2020年も殿堂入り
2021年も殿堂入り
2013年から2021年まで、9年連覇し続けるという快挙!
「Blue Battery caos」はみんカラユーザーに愛された特別なバッテリーです!
カオスバッテリーのデメリットはあるか?
スゴイところはわかったけど、やっぱり弱点もあるんじゃないの?
独自のリサーチで見つけたカオスの弱点・デメリットを2つ紹介します。
デメリット①:減液性能
1つ目は性能面の弱点として、減液性能があげられます。
理由は前述した極板格子のアンチモンコーティングに由来し、アンチモンが電解液中に溶け出すと減液性能が低下するからです。
現象としてはバッテリーを過充電したときの水の電気分解でのガス発生が多くなり、電解液中の水の成分が減っていきます。
定期的に補液することでカバーできるけど、その手間も十分なデメリット。
2021年までのモデルのA3シリーズのカオスは独自の方法でデメリットをカバーしています。「水蒸気圧コントロールシート」や「減液抑制シート」を液口栓に貼り付けて減液抑制する方法です。
以下の図は2021年までのモデルのシートを貼った液口栓とそれ以前のモデルの凸型液栓についてです。
以上の通り、A2シリーズからA3シリーズで1.95倍の減液抑制効果を公表しています。
減液抑制シートは2021年までのA3シリーズで採用していた方法です。2022年に改良されたA4シリーズでは新開発のイエロープラグが採用されています。
独自のシートやプラグ使ってまで、減液特性を良くしようとしているところからも、減液性能が弱点であるとわかります。
シートやプラグによって弱点をカバーしているため、現在は大きなデメリットになっていません。
デメリット②:ボディのデザイン(色)
デザインは好みが分かれるところ。
この青々しいボディが好きだという人もいれば、ベーシックなバッテリー色が好きだという人もいるでしょう。
利便性ではベーシックなバッテリー色(白半透明)のほうが優位。
ベーシックな色は白半透明なので電槽(バッテリーの本体)の横から液面の位置が透けて見えるので点検がしやすいというメリットがあるからです。
カオスのような色が塗られた外観のバッテリーは横から見て液面を確認できません。カオスの場合は液栓を開けて見る方法しかないため作業が面倒です。
この色が大好きという方以外にはカオスの青いボディは若干デメリットになっています。
カオスバッテリーの評判
いろいろわかったけど、やっぱり評判も気になるよね。
評判もリサーチしたから参考にしてね。
ここまでの内容だけは判断できない部分もあると思うので、口コミや評判を調査した上でこんな感じの内容だったといったところをまとめました。ご参考ください。
カオスバッテリーの肯定的な口コミ・評判
カオスバッテリーの否定的な口コミ・評判
肯定的・否定的なレビューの割合は以下のとおり。
購入してよかったという声が圧倒的に多い結果ですが、否定的なレビューも少数ありました。
紹介した否定的レビューは、出荷時の充電状態が悪いというものですが、保管状態によっては起こりうる問題です。
バッテリーは自己放電といって、ただ保管をしていても徐々に充電量が減ってしまう現象があります。この自己放電は気温が高いほど促進されてしまうので、夏場に気温の管理されていない場所で保管されたバッテリーが届いたのだと推測します。(レビュアーの購入日は7月なので)
これはカオスの問題というより販売業者の管理の問題なので、ネットでのバッテリー購入は実績のある優良業者を選ぶことを心がけると良いですね。
とはいえ、購入に満足しているユーザーの方がほとんどなので、そこまで気にせずに購入しても特に問題ないでしょう。
何よりネットのほうが格段に安いのでディーラーで交換して損するのを避けたいならば、恐れずネット購入するべきです。購入を検討してみる方は、以下のリンクからチェックしてみてください。
カオスバッテリーが良くないというウワサについて
カオスバッテリーが良くないといえるようなところは特にありません。(多少のデメリットは除いて)
良くないというウワサは、カオスのマーケティングのうまさから異様に人気がありすぎると感じるところから生まれているのではないかと推測します。
人気がありすぎることで疑惑が出るのも仕方ないですが、バッテリー自体としての性能も素晴らしいので、特に問題はないかと思います。
カオスが絶対的に良いというわけではなく、他のバッテリーブランド、例えばGSユアサや古河電池など国内の実績ある企業のバッテリーも優秀であり、カオスに対して甲乙つけがたいです。
バッテリーユーザーそれぞれがなにを重視するか吟味して納得したバッテリーを選ぶことが重要だと思います。
カオスバッテリーの種類と価格
カオスバッテリーには標準車(充電制御車)用とアイドリングストップ車用があります。ご自身の車に合った種類・サイズのバッテリーをよく調べて購入しましょう。
特にバッテリ端子方向「L」と「R」の違いに注意
軽自動車用なら
軽自動車は小型サイズのバッテリーであるB19かB20のサイズが搭載されています。
価格帯は標準車とアイドリングストップ車で異なりますが、ネットなら8,000円~10,000円程度で手に入ります。
ディーラーやカー用品店で買ったら確実に損するので、ネットの価格をチェックしてみましょう。
軽自動車用のカオスであればコレ!というものを紹介します。
60B19L 標準車用 (アイドリングストップなし車ならコレ!)
60B19R 標準車用 (アイドリングストップなし車ならコレ!)
M-65 アイドリングストップ車用 (純正がM-42ならコレ!)
M-65R アイドリングストップ車用 (純正がM-42Rならコレ!)
小型~中型車なら
小型車、中型車では、軽自動車よりもサイズアップしたバッテリーが必要です。具体的にはB24やD23というサイズのバッテリーです。
価格帯は標準車とアイドリングストップ車で異なりますが、ネットなら15,000~25,000円程度で手に入ります。
ディーラーやカー用品店で買ったら確実に損しますのでネットの価格をチェックしてみましょう。
小型~中型車用のカオスであればコレ!というものを紹介します。
80B24L 標準車用 (アイドリングストップなし車ならコレ!)
80B24R 標準車用 (アイドリングストップなし車ならコレ!)
100D23L 標準車用 (アイドリングストップなし車ならコレ!)
100D23R 標準車用 (アイドリングストップなし車ならコレ!)
N-80 アイドリングストップ車用 (純正がN-55ならコレ!)
N-80R アイドリングストップ車用 (純正がN-55Rならコレ!)
Q-105 アイドリングストップ車用 (純正がQ-85ならコレ!)
Q-105R アイドリングストップ車用 (純正がQ-85Rならコレ!)
大排気量、高級車、ディーゼル車なら
大排気量、高級車、ディーゼル車はさらにサイズアップしたバッテリーが必要です。具体的にはD26やD31というサイズのバッテリーです。
価格帯は標準車とアイドリングストップ車で異なりますが、ネットなら20,000~26,000円程度で手に入ります。
ディーラーやカー用品店で買ったら確実に損しますのでネットの価格をチェックしてみましょう。
高級車やディーゼル車用のカオスであればコレ!というものを紹介します。
125D26L 標準車用 (アイドリングストップなし車ならコレ!)
125D26R 標準車用 (アイドリングストップなし車ならコレ!)
145D31L 標準車用 (アイドリングストップなし車ならコレ!)
145D31R 標準車用 (アイドリングストップなし車ならコレ!)
S-115 アイドリングストップ車用 (純正がS-95ならコレ!)
T-115 アイドリングストップ車用 (純正がT-115ならコレ!)
カオスバッテリーのスゴイところ・評判のまとめ
Panasonicのカオスバッテリーのスゴイところ3つの理由や口コミ・評判などをご紹介しました。
最後にまとめます。
- スゴイ①:極板格子特許による性能アップがスゴイ!
- スゴイ②:他社を圧倒する大容量がスゴイ!
- スゴイ③:みんカラ8年連続トップで殿堂入りがスゴイ!
- デメリットは減液性能だが、リカバリー済み!
- 口コミ・評判レビューの92%が肯定的!
- 損したくなければネットで買うのが一番!
カオスバッテリーはユーザー人気No.1のカーバッテリーです。
ただ人気があるわけではなく、優位な技術があるため人気を得ており、口コミでの評判も上々です。
バッテリー交換で損したくない、失敗したくないなら、早速ネットでカオスバッテリーの購入を検討してみましょう。以下のリンクから詳細を確認してみてください。
他のバッテリーブランドも気になる方は以下の関連記事を参考にしてみてください。