自動車に使われているS-95というバッテリーをご存知ですか?
「そういうバッテリーが載ってるみたいだけど、いまいちよくわからない!」って感じでしょうか。
はたまた「S-95のことは大体わかっているけど交換用におすすめが知りたいんだよね!」でしょうか。
それとも「S-95はどんなバッテリーに互換してるんだろう?自分の車に適合するかな?」という疑問かも知れません。
この記事ではバッテリーを交換する前に知っておいてほしい以下のことをまとめました。
- バッテリーのS-95とは?
- S-95が互換できるバッテリーはなにか?
- S-95のおすすめバッテリー
- S-95バッテリー容量の各社比較
- S-95の適合について
この記事を読めばS-95バッテリーの購入・交換を迷いなくできるようになりますよ。
てっとり早く「オススメが知りたい!」という方にオススメするのはPanasonicカオスのS-115バッテリーです。
以下のリンクから確認してみてください。
「おすすめの理由」の解説と、「S-95じゃなくてなんでS-115なの?」に対する説明はこのあとします。
「理由も知りたい!」という方は読み進めてくださいね。
バッテリーのS-95とは
まずはS-95とは何を意味しているのかを説明します。
S-95とはアイドリングストップ車用バッテリーの型式のことです。
以下にS-95の型式の見方をまとめました。
S-95の「S」はバッテリーのサイズ(外形寸法)を表します。
「S」はJIS規格のD26のサイズと同じサイズ、横幅が260mm、高さは204mm、奥行きが173mmです。かなり大きいバッテリーで重さは20kg程度です。
S-95の「95」は性能ランクを表しています。
性能ランクはバッテリーの「容量」と「低温始動性能」から決まる数字で、バッテリーの性能の高さを示す指標です。
S-95の右側に表記がない場合、プラスマイナスの端子位置はJIS規格での「L」に該当します。
アイドリングストップ車用バッテリーの場合、「L」は記載なしになります。
S-95の型式を定めるのはSBA規格
S-95の型式を定めているのは電池工業会規格であるSBA規格です。
SBA規格の「SBA S 0101」では、アイドリングストップ車用のバッテリーの耐久試験など様々な内容が定められています。
S-95の型式はその定められている規格内容の一つです。
S-95が互換できるバッテリーは?
S-95の互換関係が一発でわかる図をまとめました。
S-95バッテリーは同サイズのJIS規格のバッテリーであるD26サイズの互換バッテリーになります。
D26サイズには75D26Lや80D26L、125D26Lなど前に付く数字(性能ランク)が様々なものがありますが、すべてS-95バッテリーで互換することができます。
ここで注意するべき点はS-95はD26Lの互換だということです。
S-95の端子位置はJIS規格バッテリーの「L」の位置と同じであるため「R」のバッテリーは互換になりません。
80D26RなどのD26Rバッテリーの互換となるのはS-95Rバッテリーです。
バッテリー購入の際にはお間違えのないようご注意ください。
上記の図のもう一つのポイントはS-95に対してS-115バッテリーが互換になる点です。
S-115バッテリーについてはこのあとS-95バッテリーのおすすめのところで詳しく説明していきます。
「あれ?125D26Lっていう、S-95の95よりも数字が大きいバッテリーも互換になってるけどいいの?」という問いに対しては私は「互換になるのでOK!」と回答します。
性能ランクとしては高い数字になっていますが、バッテリーのポテンシャルとしては125D26LよりもS-95の方がおそらく高いです。
「容量」や「低温始動性能」といった能力は性能ランクが高いほうが優れる可能性はありますが、それほど気にするレベルではないです。
同環境で使用するのであれば確実に寿命性能はアイドリングストップ車用バッテリーのS-95に軍配が上がります。
性能ランクが高いバッテリーがいい場合はこのあと紹介するS-115というアイドリングストップ車用バッテリーもありますので、S-115を選ぶのがおすすめです。
S-95バッテリーのおすすめは?
S-95よりも性能ランクの高い互換バッテリーである「S-115」バッテリーをおすすめします。
S-115をラインナップしているメーカーは基本的にPanasonicのみでしたが、AQUA DREMA(アクアドリーム)という新興のブランドもラインナップしています。
参考記事:口コミを総合評価してわかったアクアドリームバッテリーを買うべき5つの理由
アクアドリームも悪くないですが、やはりS-115を選ぶならPanasonicのカオスバッテリーが1番おすすめです。
カオスバッテリーの「S-115」は性能ランクがS-115よりも大きくなっていますが、他メーカーのS-95に対して特段価格が上がるわけではなく、それでいて高い性能を有しています。
特に容量に関しては、他のライバルバッテリーを凌ぐ大容量を誇っています。
絶対におすすめできるバッテリーなので、購入を検討中の方は商品情報の詳細を以下から確認してくださいね。
各社S-95相当バッテリーの容量比較
さきほど説明したカオスのS-115が大容量であるという根拠として、メーカーの公式情報からの5時間率容量データ比較をご紹介します。
以下は国内4大バッテリーメーカーであるGSユアサ、パナソニック、古河電池、昭和電工マテリアルズのアイドリングストップ車用バッテリー(S-95相当)の5時間率容量の比較結果の表とグラフです。
同じ大きさのバッテリーでの比較になるため僅差の結果になりますが、それでもパナソニックのカオスバッテリーの5時間率容量が頭一つ抜け出ています。
容量はバッテリーにおいての最重要項目の一つです。
容量の大きいバッテリーを購入の検討材料としてはいかがでしょうか。
S-115の商品情報が気になる方は以下からチェックしましょう!
S-95適合について
新車搭載時の純正バッテリーがS-85またはS-95の車両に対してS-95およびS-115が適合されます。
適合については、ご自分のクルマの搭載バッテリー実物を確認したり、バッテリーメーカーの適合情報を確認してください。
S-95 バッテリー まとめ
この記事ではS-95バッテリーに関する事項を紹介していきました。
まとめていきます。
- S-95とはアイドリングストップ車用バッテリーの型式の一つ
- S-95はD26Lバッテリーの互換となる。D26Rに対してはS-95Rが互換
- S-95のおすすめはS-95の互換となる「S-115カオスバッテリー」
- 新車搭載時がS-85, S-95の車種には「S-115」が交換用に適合
以上からS-95に関する欲しい情報が手に入っていれば幸いです。
現在S-85やS-95、D26Lをご使用中で交換をご検討中の方はS-115がおすすめです!
以下からS-115の商品情報を確認してみましょう!
S-95Rの場合はコチラ
カオスバッテリーにはS-115Rのラインナップはありません。
端子位置「R」のバッテリーをお探しの場合は、アイドリングストップ車用ならGSユアサのS-95Rがオススメです。
標準車用であればカオスバッテリーの125D26Rがいい感じです。