バッテリーのN-55, UN-55, N-65, N-80の違いを解説

新車搭載のバッテリーがN-55だけど、次はどのバッテリーにしたらいいかな?

ステップワゴンにUN-55が使われてるけどN-55との違いってなんだろう?

N-80という型番を見かけたけどN-55, N-65とどう違うのかな?

えんじろう

この記事を読めば解決できるよ!

バッテリーは高い買い物なので失敗しないよう、よく商品内容を理解して購入したいですよね。

特にバッテリーの型式・型番はややこしいところもあるので注意が必要です。

私はバッテリー開発の経験があり、バッテリー型式・型番や各メーカーが販売している製品についても熟知しています。

この記事では以下について解説します。

  • バッテリーのN-55とN-65, N-80の違い
  • バッテリーのUN-55とN-55の違い
  • N-55, N-65からN-80に交換できるのか
  • 純正N-55をN-80に交換するデメリットはあるか
  • N-80, N-65, N-55(UN-55)にはどんな製品があるか
  • N-55とN-80のような関係のバッテリーは他にもあるか
えんじろう

N-55やN-80などの型式の違いがわかるようになりますよ。

目次

バッテリーのN-55とN-65, N-80の違い

N-55とN-65, N-80の違いは性能だけです。

なぜならバッテリーのサイズ・寸法を表す「N」は同じで、N-◯◯の◯◯部分の「性能ランク」の数字だけが変化しているからです。

以下はアイドリングストップ車用バッテリーの型式を説明した図になります。

アイドリングストップ車用バッテリーN-55の型式の見方

サイズを表す「N」は同じ

最初のアルファベットの「N」はバッテリーの「サイズ・寸法」を表しています。

図左側の表の「N」のとなりに「B24」と記載があります。これはJIS規格のバッテリーサイズ表記です。
アイドリングストップ車用サイズの「N」はJISの「B24」と同じサイズです。

性能ランクの数字「55」「65」「80」が違う

後ろの数字の「55」「65」「80」は「性能ランク」を表しており、性能に違いがあります。
性能ランクはバッテリーの性能を表す数字なので形状とは関係ありません。

参考記事:>>バッテリーの「性能ランク」を徹底解説!

N-55とN-65, N-80は「サイズ、寸法」は同じで「性能ランク」が異なるバッテリーです。

バッテリーのUN-55とN-55の違い

UN-55とN-55の違いを説明する前にUN-55とは何かをカンタンに説明します。

UN-55は古河電池のUltraBattery

UN-55はステップワゴン (スパーダ) (RP1, RP2, RP3, RP4) に新車搭載で採用された古河電池のUltraBatteyです。

なぜならUN-55の「U」はUltraBatteryのことであり、以下の資料のとおりステップワゴンにUltraBatteryが採用されているからです。

出典:FBテクニカルニュース No.71 2015.11

UN-55に使用されているUltraBatteryは古河電池が開発した独自技術のバッテリーです。

出典:古河電池

UN-55の正体もわかったところで、本題のUN-55とN-55の違いを説明します。

UN-55とN-55の形状は同じ、極板設計が異なる

UN-55と通常のN-55は外観の形状は同じですが、中身の極板の設計が異なります。

なぜならUN-55であるUltraBatteryは負極板に独自技術のキャパシタ層をそなえているからです。

UltraBatteryテクノロジーの説明
出典:古河電池

通常の鉛バッテリーは負極板にキャパシタ層はありません。
UN-55はバッテリー内部の設計が特殊です。

N-55と異なるとはいいましたが、古河電池から発売されているECHNO IS UltraBattery のN-55は型番としてはN-55ですが、中身はUN-55と同じです。

なので、UN-55を 古河電池 ECHNO IS UltraBattery N-55 に交換することは可能です。

形状は同じなのでUN-55から他社のN-55やN-65, N-80などに載せ替えることも可能ですが、ステップワゴンはUN-55に最適化された制御になっているのでアイドリングストップしにくいなどの思わぬトラブルが発生する可能性もあります。

UN-55を交換する場合は 古河電池 ECHNO IS UltraBattery N-55 に交換することをオススメします。

N-55, N-65からN-80に交換できるのか

N-55とN-65, N-80はサイズが同じで、性能ランクが異なるだけなので問題なくN-55, N-65からN-80に交換できます。

ホンダ車種のN-65をN-80に交換OK

ホンダ車種「フィット」「フリード」「ジェイド」などは純正でN-65を採用しています。
これらの車両に対してもN-80に交換OKです。

ただし、充電制御やアイドリングストップをする車両では純正バッテリーにあわせた制御がなされているため、充電制御への影響やアイドリングストップ頻度が懸念されます。

しかし、性能のよいバッテリーに交換する場合にはアイドリングストップ時間が短くなるような心配はないため、純正にこだわらずバッテリー選んでも問題ないでしょう。

N-80への性能アップがオススメ

N-55, N-65を交換する場合はN-80への性能アップがオススメです。
N-80への性能アップを検討してみてはいかがでしょうか。

N-55, N-65からの交換を検討している方は以下のPanasonic caos N-80をチェックしてみてください。

純正N-55, N-65をN-80に交換するデメリットはあるか

デメリットはありません。

搭載性でのデメリットなし

N-55とN-65, N-80はまったく形状が同じバッテリーなので取りつけの問題はおきません。

性能面でのデメリットなし

55→80に性能ランクがアップするのでバッテリーの性能面でも問題ありません。

また、N-55よりもN-80の方が基本性能がよいため長持ちする可能性は高いでしょう。

ただし、N-80のほうが寿命性能まで絶対にいいと言い切ることはできません。
なぜなら以下の理由があるからです。

  • 寿命性能は性能ランクには表されないから
  • メーカーによって性能の重点項目が違うから

性能ランクは「始動性能」と「容量」から計算されるため寿命性能自体は性能ランクからはわかりません。

参考記事: >>バッテリーの「性能ランク」を徹底解説!

なので、N-55, N-65とN-80を比較した場合でも、寿命性能に重点をおいた設計をしているメーカーであればN-55やN-65の方が寿命性能がいい可能性もあります。

性能ランクの数字だけで判断せず、できるだけ信頼のおけるメーカーのバッテリーを選ぶことをおすすめします。

価格面でのデメリットなし

N-80になると価格が高くなるのではないかと思われるかもしれません。

Amazonでの実売価格を確認したところN-80が特別高くなる傾向はありませんでした。

N-55であろうとN-80であろうとサイズ自体は同じなのでメーカーごとの値付け傾向があります。
安いメーカーは安く、高いメーカーは高いという傾向があるだけでN-80は特別高いバッテリーではありません。

バッテリーは需要と供給のバランスで特定の製品の価格が一時的に高くなることもあります。
特に冬場はバッテリーの価格が上がりやすいので注意が必要です。

N-80, N-65, N-55(UN-55)にはどんな製品があるか

N-80, N-65, N-55(UN-55)にはどんなバッテリーがあるか紹介します。

N-80:Panasonic caos

Panasonic caosは性能が高いことをアピールするため型式にN-80が使われています。

カオスは性能ランクが高いため5時間率容量が大きく、低温始動性能がよいバッテリーです。
また、ユーザー人気が高く「みんカラパーツオブザイヤー」殿堂入りを果たしています。

カオスがスゴい理由は以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。

N-65:GSユアサ ECO.R Revolution

国内トップメーカーのGSユアサは新車搭載型式に合わせて市販用バッテリーである「ECO.R Revolution」で「N-65」を設定しています。

N-65なのでN-55よりも性能が高く、N-55とN-65を設定している車両への搭載が可能です。

ECO.R Revolutionについては以下の記事で特長などを紹介しているのでご参考ください。

国内No.1メーカーの安定感を求めるならGSユアサ ECO.R Revolutionを選んでみてはいかがでしょうか。

N-55(UN-55):古河電池 ECHNO IS UltraBattery

古河電池は独自技術のN-55 UltraBatteryを出しています。
前述したようにN-55 UltraBatteryはステップワゴンの純正バッテリーUN-55と中身が同じです。

UN-55を標準搭載しているステップワゴンはもちろん、他のN-55の車両にも適合します。
UltraBatteryの技術によって新車搭載時のバッテリーよりも長寿命が期待できるかもしれません。

気になる方は以下のリンクからチェックしてみてください。

他にもN-55とN-80のような関係のバッテリーはあるか

他にも同様の関係になっているバッテリーはあります。

以下の3種類で型式比較をしました。

  1. 新車搭載 純正バッテリー型式
  2. 新興ブランド AQUA DREAM(アクアドリーム)
  3. 人気の高い Panasonic caos(カオス)
カオスとアクアドリームのアイドリングストップ用バッテリーの型式比較表

この表を見てわかるように「N」以外にも「K」「M」「N」「Q」「S」「T」といったアルファベットのサイズでもN-55とN-80と同じような関係になっています。

標準バッテリーに対してサイズは同じで、性能ランクが異なるバッテリーは各種のサイズで存在しています。

他のサイズのことも気になる方は以下の関連記事もチェックしてみてください。

まとめ

N-55, UN-55, N-65, N-80の違いについて解説しました。

えんじろう

内容をまとめます。

N-55, UN-55, N-65, N-80の違いまとめ
  1. 「N」はサイズ、大きさ。
  2. 「55」「65」「80」の部分は性能ランク。
  3. 新車純正N-55, N-65をN-80に交換可能。
  4. N-55, N-65をN-80に交換するデメリットなし。
    初期性能(容量・始動性能)が向上。
  5. UN-55は古河電池UltraBatteryのN-55と中身が同じ。

バッテリーの型番はややこしいですが、覚えてしまえばわりとシンプルで難しくはありません。

正しい知識を身につけておトクに性能の良いバッテリーが選べるといいですね。

N-55またはN-65からN-80への交換に興味を持った方は以下のリンクからN-80を確認してみてください。

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