ボッシュとカオスどっちも人気があるけど、実際どっちを買うのが正解なんだろう?
この記事ではそんな疑問に対して、BOSCH ハイテックプレミアムとPanasonic カオスを5つの評価ポイントを使って比較しました。
5つの評価ポイントは
- バッテリー容量
- バッテリーCCA
- 構造
- 人気度
- 生産国と品質、保証内容
結論としては「カオス」の方が良い結果。
比較の詳細を知りたい方は記事を読み進めてみてください。
BOSCHハイテックプレミアムやPanasonicカオスの商品詳細をさっそく見てみる方は以下のリンクからチェックしてみてください。
BOSCHハイテックプレミアム vs カオスの比較結果
BOSCHハイテックプレミアムとカオスの比較結果の結論です。
結論としては、Panasonic カオスの方が優位なところが多い結果。
好みによってはBOSCHハイテックプレミアムがハマるところもあるので、甲乙つけがたいところです。
比較結果の表は以下のとおり。
比較項目 | BOSHC ハイテックプレミアム | Panasonic カオス |
バッテリー容量 | サイズによって優劣あり | サイズによって優劣あり 業界最高水準の大容量 |
バッテリーCCA | 性能ランクからの 予想計算値はかなり高い | |
構造 | メンテナンスフリー 強固なグリッド | イエロープラグ Sbコーティンググリッド |
人気度 | 「みんカラ」人気1位 | 「みんカラ」人気殿堂入り |
生産国と品質 保証内容 | 韓国製造・品質不明 保証期間:18ヵ月 | 日本製造・品質こだわり 保証期間:2年※ ※3年になる方法もあり |
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Panasonic カオスが気になるからもっとよく知りたいと思った方は以下の記事を参考にしてみてください。
BOSCH ハイテックプレミアムでよさそうだなと思った方は、以下のリンクからチェックしてみてください。
比較結果を詳しく知りたい方は、記事を読み進めてみてください。
ハイテックプレミアムvsカオス 5つの評価ポイント
ハイテックプレミアムとカオスを比較した評価ポイントは以下の5つです。
- バッテリー容量
- バッテリーCCA
- 構造(液口栓・グリッド)
- 人気度
- 生産国と品質
結果は以下のとおり。
比較項目 | BOSHC ハイテックプレミアム | Panasonic カオス |
バッテリー容量 | サイズによって優劣あり | サイズによって優劣あり 業界最高水準の大容量 |
バッテリーCCA | 性能ランクからの 予想計算値はかなり高い | |
構造 | メンテナンスフリー 強固なグリッド | イエロープラグ Sbコーティンググリッド |
人気度 | 「みんカラ」人気1位 | 「みんカラ」人気殿堂入り |
生産国と品質 保証内容 | 韓国製造・品質不明 保証期間:18ヵ月 | 日本製造・品質こだわり 保証期間:2年※ ※3年になる方法もあり |
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結果の詳細について説明していきます。
バッテリー容量を比較
各サイズでの公称5時間率容量を比較した結果は以下のとおり。
BOSCH ハイテックプレミアム | Panasonic カオス | |
---|---|---|
M-42相当 | 34 Ah | 36 Ah |
N-55相当 | 46 Ah | 43 Ah |
Q-85相当 | 60 Ah | 56 Ah |
S-95相当 | 64 Ah | 66 Ah |
サイズによって優劣がわかれておりほぼ互角
大容量をウリにしているパナソニックカオスもBOSCHのハイテックプレミアムと比較するとそこまで優位ではないようです。
バッテリーCCAを比較
各サイズでのCCA比較は以下のとおり。
BOSCH ハイテックプレミアム CCA値 [A] | Panasonic caos CCA値 [A](推定値) | |
---|---|---|
M-42相当 | 400 | 580 |
N-55相当 | 500 | 710 |
Q-85相当 | 660 | 880 |
S-95相当 | 720 | 850 |
Panasonic caosはCCAが公表されていないので、性能ランク計算式から逆算した参考値で比較しています。
性能ランク計算式については以下の記事をご参考ください。
結果はカオスの圧勝となりました。
性能ランクの高いカオスで机上計算すると、CCA値は高い値が計算されます。
計算精度がどこまであるか保証できませんが、あくまで確認結果の一つとお考えください。
CCAはPanasonic カオスがBOSCH ハイテックプレミアムをリードしていると評価
構造を比較
構造については特長が出る要素として
- 液口栓
- グリッド(極板格子)
について比較しました。
特長をまとめた表は以下のとおり。
BOSCH ハイテックプレミアム | Panasonic カオス | |
---|---|---|
液口栓 | ・特殊電解液完全構造で「完全メンテナンスフリー」 ・防爆フィルターにより、バッテリーへの引火を防止 | ・新形状の液口栓「イエロープラグ」を採用 ・雨水が内部に浸入しにくい構造 ・液漏れトラブル低減 |
グリッド (極板格子) | ・ファインメッシュグリッドで導電性向上 ・ティン(スズ)を増量でグリッドを強固に | ・アンチモンをグリッドにコーティング ・電解液減少を抑えながら、充電量を増加 |
液口栓の特長ポイント
まずは液口栓ですが、それぞれ特長ポイントが異なります。
BOSCHハイテックプレミアムは完全メンテナンスフリーを特長にしていますが、メンテナンスフリーは楽な反面、使い方によってはメンテナンスをしたほうが良いのにメンテナンスできないという欠点があります。
ただ、通常の使い方でメンテナンスできない欠点が顕在化することはないので、問題ないでしょう。
カオスは2022年の改良で新しいイエロープラグを採用しています。こちらは高性能なプラグで以下のような多くの特長があります。
- シートレス
- 傾きによる液漏れ発生率70%減少
- 雨水侵入防止
- 電解液減少抑制
優劣の判断はしにくいですが、バッテリー液のメンテナンス性での好みに分かれるのかなと思います。
メンテナンスなんてしたくないという考えであればハイテックプレミアムがおすすめ、いざという時のメンテナンスは必要という考えであればカオスがおすすめです。
グリッド(極板格子)の特長ポイント
続いてグリッドについてですが、どちらもエキスパンド格子でファインメッシュ構造というところは同一のようです。
異なる点は、格子合金に添加する元素の部分。
ハイテックプレミアムはTin(スズ)を高配合することでグリッドを強固にしています。
一方、カオスはアンチモン箔をコーティングして電解液減少を抑えながら、バッテリ充電量を増加させています。
どちらかに優劣があるかといえば、アンチモンコーティング技術は特許化しており、重要な技術なので、個人的にはグリッドの技術レベルにおいてはPanasonicに分があると思っています。
総合的に見て、ほぼ互角。
グリッドの技術においてはPanasonic カオスがBOSCH ハイテックプレミアムを少しリードしていると評価
人気度を比較
人気度を測る指標として参考にしたのは「みんカラパーツオブザイヤー2021」です。
バッテリー部門の結果は以下の通り。
殿堂入りがPanasonic Blue Battery caosで、
1位がBOSCH Hightec Premiumです。
つまり、ユーザー人気としてはツートップのバッテリーということになります。カオスは人気がありすぎて長年1位獲得が続いた結果、殿堂入りとなっているようです。
以下の記事でカオスの人気についても解説しているの気になる方はチェックしてみてください。
人気度ではカオスがハイテックプレミアムを上回る結果
ちなみに、みんカラはカーライフを楽しむ方たちが集まるSNSです。クルマのパーツ交換などのDIYを積極的に行うユーザーが集まります。
そんな「みんカラ」ユーザーに支持されるアフターパーツを選ぶのが「みんカラパーツオブザイヤー」です。
生産国と品質、保証内容を比較
生産国と品質、保証内容を以下の表にまとめました。
BOSCH ハイテックプレミアム | Panasonic カオス | |
生産国 | 韓国 | 日本 |
品質 | 不明 | 品質を徹底追求:原料である鉛の加工から組み立てまで、国内生産にこだわり、最新鋭の自動化生産ラインで製造 |
保証内容 | アイドリングストップ車:18カ月または 3万km (いずれか早期到達時まで) | 2年 ※「製品保証延長キット」の同時購入でバッテリーの製品保証を1年延長、最大3年。 |
生産国や品質について、カオスは国内工場での生産で品質面でのこだわりを感じます。
一方、BOSCHハイテックプレミアムは韓国製造です。韓国のバッテリーメーカーでの委託製造であると考えられますが、詳細は不明です。
保証内容に関しては、BOSCHハイテックプレミアムは18カ月であり、カオスの2年に対して短いです。
また、カオスは製品保証延長キット同時購入により最大3年の保証期間になります。
総合的にPanasonic カオスが品質、保証ともに、BOSCHハイテックプレミアムよりも優れているといえます。
ハイテックプレミアム vs カオス 比較まとめ
この記事ではBOSCHハイテックプレミアムとPanasonicカオスを5つの評価ポイントに沿って比較しました。
結果の表は以下のとおり。
比較項目 | BOSHC ハイテックプレミアム | Panasonic カオス |
バッテリー容量 | サイズによって優劣あり | サイズによって優劣あり 業界最高水準の大容量 |
バッテリーCCA | 性能ランクからの 予想計算値はかなり高い | |
構造 | メンテナンスフリー 強固なグリッド | イエロープラグ Sbコーティンググリッド |
人気度 | 「みんカラ」人気1位 | 「みんカラ」人気殿堂入り |
生産国と品質 保証内容 | 韓国製造・品質不明 保証期間:18ヵ月 | 日本製造・品質こだわり 保証期間:2年※ ※3年になる方法もあり |
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全体としてカオスが優位という結果となりました。
カオスについての詳細をチェックしたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
BOSCHハイテックプレミアムの方が気になったという方は、この後の部分も読んでもらえるとバッテリー選びの参考になりますよ。
BOSCHハイテックプレミアムの種類と価格
最後に、BOSCH ハイテックプレミアムの購入を検討する方向けに、車両の種類ごとのバッテリー適用サイズについてご紹介します。
正確にはご自分のクルマに搭載されているバッテリーの型式をしっかり調べてから購入しましょう。
軽自動車用なら
軽自動車は小型サイズのバッテリーK-42かM-42(JIS規格のB19かB20)のサイズが搭載されています。
価格帯はネットなら7,000~8,000円程度で手に入ります。
ディーラーやカー用品店で買ったら確実に損するのでネットの価格をチェックして検討してみましょう。
購入の際には端子位置が逆である「L」と「R」があるのでご注意ください。
軽自動車用のBOSCHハイテックプレミアムであればコレ!というものを紹介します。
K-42 / 60B19L
K-42R / 60B19R
M-42 / 60B20L
M-42R / 60B20R
小型~中型車なら
小型車、中型車では、軽自動車よりもサイズアップしたバッテリーが必要です。
具体的にはN-65やQ-85(JIS規格のB24やD23)サイズのバッテリーが必要になります。
価格帯はネットなら13,000~17,000円程度で手に入ります。
ディーラーやカー用品店で買ったら確実に損しますのでネット価格をチェックしてみましょう。
購入の際には端子位置が逆である「L」と「R」があるのでご注意ください。
小型~中型車用のBOSCHハイテックプレミアムであればコレ!というものを紹介します。
N-55 / 80B24L
N-55R / 80B24R
Q-85 / 115D23L
Q-85R / 115D23R
大排気量、高級車、ディーゼル車なら
大排気量、高級車、ディーゼル車はさらにサイズアップしたバッテリーが必要です。
具体的にはS-95やT-115(JIS規格のD26やD31)サイズのバッテリーが必要になります。
価格帯はネットなら18,000~20,000円程度で手に入ります。
ディーラーやカー用品店で買ったら確実に損しますのでネットの価格をチェックしてみましょう。
購入の際には端子位置が逆である「L」と「R」があるのでご注意ください。
高級車やディーゼル車用のBOSCHハイテックプレミアムであればコレ!というものを紹介します。