- GSユアサ ECO.R Revolutionってどんなバッテリーなんだろう?
- 人気のあるPanasonic カオスとの違いはなんだろう?
こういった疑問を解決します。
私はバッテリー開発の経験があり、メーカーごとのバッテリー特長を理解しています。
記事を書くにあたって価格などもしっかり調査しました。
この記事を読めばGSユアサ ECO.R Revolutionについて理解を深め、失敗しないバッテリー選びができるでしょう。
はじめに結論を説明します。
GSユアサ ECO.R Revolutionのメリット3つは
- 新車搭載No.1の技術と品質
- 新品から7年使えた実績あり【体験談】
- 「劣化+低温」時の大電流放電性能が他社より優れる
Panasonic caosと総合的に比較するとほぼ互角です。
どちらを選んでも間違いない選択なので安心してください。
さっそくGSユアサ ECO.R Revolutionをチェックしてみる方は以下のリンクからどうぞ。
上記の結果になった詳細が気になる方は記事を読み進めてみてください。
GSユアサ ECO.R Revolutionはどんなバッテリー?
ECO.R Revolutionは国内シェアNo.1のGSユアサが製造するアイドリングストップ車用バッテリーのブランドです。
アイドリングストップ車に最適化した設計であり、GSユアサのwebページでも公開されている主な性能上の特長は以下の2点。
- アイドリングストップ寿命200%で耐久性業界No.1 (2020年GSユアサ調査)
- クイックチャージ性能150%超で素早く充電
アイドリングストップ寿命200%で耐久性業界No.1
アイドリングストップ寿命を調べるときに規格で定められた耐久試験を実施します。
GSユアサのwebページによるとSBA S0101 アイドリングストップ寿命試験のサイクル数において業界No.1の耐久性であると記載されています。
明確なデータを示しているわけではないですが事実であると考えます。ただし、他メーカーも当然追いつき追い越しで競争している分野なので、各社のアイドリングストップ車用バッテリーで大きな差はないでしょう。
差の出ない部分ではあるもののGSユアサ ECO.R Revolutionが業界最高水準の高耐久バッテリーであることは明確であり、大きな特長の1つです。
アイドリングストップ寿命試験(SBA S0101)のサイクル数はGSユアサがNo.1
クイックチャージ性能150%超で素早く充電
クイックチャージ性能はアイドリンストップ車に求められる重要な性能です。
なぜなら、アイドリングストップ中は放電により充電率が下がり、充電率が低い状態が続くとサルフェーション劣化を引きおこして短寿命になるからです。
クイックチャージ性能も各社重要視して性能を向上しています。優劣は多少あるもののコチラも大きな差がひらく性能ではないと考えます。
差別化できるレベルではないもののECO.R Revolutionはクイックチャージ性能でも業界最高水準であり、十分オススメできるバッテリーだといえます。
クイックチャージ性能は従来品の150%超。素早く充電回復して劣化を抑制。
GSユアサ ECO.R Revolutionのメリット
ここからは独自の調査や経験からいえるGSユアサ ECO.R Revolutionのメリットをご紹介します
紹介するメリットは以下の3点。
- 新車搭載No.1の技術と品質
- 新品から7年使えた実績あり【体験談】
- 劣化+低温時の大電流放電性能が他社より優れる(ヘタってきてもねばりがある)
新車搭載シェアNo.1の技術と品質
以下のとおりGSユアサは新車搭載シェアがNo.1です。
新車搭載シェアNo.1が意味するウラの意味が大事なところです。
ウラの意味がなにかというと、コストや品質、性能にきびしい日本のカーメーカーが1番認めているバッテリーだということです。
カーメーカーがその品質を認めて選んでいるバッテリーなので、GSユアサのバッテリーは一般ユーザーも安心して選ぶことができます。
新品から7年使えた実績あり【体験談】
私が現在使用しているクルマのバッテリーはGSユアサのアイドリングストップ車用バッテリー(新車向け品)です。
新車向けでもECO.R Revolutionでも基本的な技術は一緒です。参考になると思うので実際の体験談をご紹介します。
現在私が使用中のバッテリーは7年が経過しています。以下はそのバッテリーの製造年月日。
7年経過でエンジンのかかりが悪くなり、車両の始動時低電圧のお知らせインジケータがたまに点灯・点滅するようになりました。
冬場は特にお知らせインジケータが出るようになってきたのでそろそろ交換どきかなと思いつつも、様子をみながら交換タイミングをうかがっています。
家族のクルマや知人のクルマだと3年程度で最初のバッテリー上がりが発生していました。
搭載されていたのは他社バッテリーだったので、GSユアサの実力はかなり高いという印象をもっています。
劣化+低温時の放電性能が他社より優れる(ヘタってきてもねばりがある)
バッテリーのスペックは基本的に新品基準で語られます。
例えば
- 5時間率容量
- CCA
- 性能ランク
これらのスペック値は新品時のパフォーマンスがいいときの値が表記されています。
バッテリーは新品時だけでなく劣化してからもそれなりの期間使用するものです。
なので、劣化がすすんだ状態での性能が気になるところです。
過去に、とあるバッテリー評価をしていてわかったことなのですが、GSユアサは劣化状態での低温放電性能が、ある他社メーカーの同等品に対して圧倒的によい結果になりました。
残点ながら根拠になるデータは示せないのですが、GSユアサのバッテリーはスペックにあらわれないような劣化時の性能に優れています。すべてのケースにおいてそうなるとは断言できませんが、GSユアサは劣化時の低温性能が良いです。
劣化+低温時の放電性能が高いことは、GSユアサを選ぶ理由の一つになるのではないでしょうか。
GSユアサ ECO.R Revolutionのデメリット
GSユアサのバッテリーは安定感がありデメリットはあまりないです。しいてあげるならば以下の2点。
- 色付きボディー
- 海外製に比べて販売価格が高い
デメリット①:色つきボディー
色つきボディーのデザインは好みがわかれるところです。
この色が存在感があって好きだという人もいれば、ベーシックなバッテリー色が好きだという人もいます。
利便性の面ではベーシックなバッテリー色(白半透明)のほうが優れています。
ベーシックな色は白半透明なので電槽(バッテリーの本体)の横から液面の位置が透けて見えるので点検がしやすいメリットがあります。
一方、色のある電槽のバッテリーは横から見て液面を確認できません。
液面を確認する方法はありますが、液栓をあけて見る方法のため作業が面倒です。
この色が好きという方以外は色つきボディーは若干デメリットです。
デメリット②:海外製に比べて販売価格が高い
ECO.R Revolutionのライバル製品のネット価格比較です。(2022年1月調べの参考価格)
製品 | Mサイズ (小) | Nサイズ | Qサイズ | Sサイズ (大) |
GSユアサ ECO.R Revolution | 7,000円程度 | 15,000円程度 | 20,000円程度 | 22,000円程度 |
BOSCH Hightec Premium | 7,000円程度 | 15,000円程度 | 16,000円程度 | 17,000円程度 |
VARTA Silver Dynamic | 7,000円程度 | 10,000円程度 | 12,000円程度 | 13,000円程度 |
ECO.R Revolutionは小さいサイズでの価格は低くおトクですが、大きいサイズになると海外製品よりも価格は高い傾向にあります。
逆に言えば大きいサイズの海外製品のコスパが良すぎるといえます。
大きいサイズのバッテリーを購入検討していてコスパを重視したいならVARTA Silver Dynamicが選択肢になるでしょう。
小さいM-42サイズを検討中であれば、GSユアサ ECO.R Revolutionは価格も安く高性能で一番オススメできます。
GSユアサ ECO.R Revolutionの口コミ・評判
口コミや評判を調査した上でこんな感じだったという内容をまとめました。ご参考ください。
良い口コミ・評判
悪い口コミ・評判
GSユアサ ECO.R Revolution とPanasonic caos の比較
GSユアサ ECO.R Revolution とPanasonic caos の主要スペックと価格の比較です。 (Qサイズで比較)
製品 | 長持ち保証 | 5時間率容量 (Qサイズ) | 実質性能ランク (Qサイズ) | 重量 (Qサイズ) | 価格 (Qサイズ) |
GSユアサ ECO.R Revolution | 2年保証 | 54Ah | 95 | 17.5kg | 19,000円程度 |
Panasonic caos | 2年保証 | 56Ah | 100 | 17.5kg | 21,000円程度 |
結果としては優劣が出る項目はあるもののほぼ互角と考えてよいでしょう。
人気のPanasonic caosをとるか、新車シェアNo.1の信頼性があるGSユアサ ECO.R Revolutionをとるか。
好みで選んでよいのではないでしょうか。
Panasonic caosの人気やスゴさについては以下の記事で解説しているのでご参考ください。
GSユアサ ECO.R Revolutionの種類と価格
ECO.R Revolutionはアイドリングストップ車用のバッテリーです。
アイドリングストップのないクルマにも使用できますが、ご自分の車に合わせたサイズを購入しないと取り付けられないためサイズに注意して購入しましょう。
車両の種類によってこのくらいのサイズのバッテリーが搭載されていることを紹介します。
正確にはご自分のクルマに搭載されているバッテリーの型式をしっかり調べてから購入しましょう。
軽自動車用なら
軽自動車は小型サイズのバッテリーK-42かM-42(JIS規格のB19かB20)のサイズが搭載されています。
価格帯はネットなら7,000円程度で手に入ります。
ディーラーやカー用品店で買ったら確実に損するのでネットの価格をチェックして検討してみましょう。
購入の際には端子位置が逆である「L」と「R」があるのでご注意ください。
軽自動車用のECO.R Revolutionであればコレ!というものを紹介します。
K-42 / 50B19L
K-42R / 50B19R
M-42 / 55B20L
M-42R / 55B20R
小型~中型車なら
小型車、中型車では、軽自動車よりもサイズアップしたバッテリーが必要です。
具体的にはN-65やQ-85(JIS規格のB24やD23)サイズのバッテリーが必要になります。
価格帯はネットなら14,000~20,000円程度で手に入ります。
ディーラーやカー用品店で買ったら確実に損しますのでネット価格をチェックしてみましょう。
購入の際には端子位置が逆である「L」と「R」があるのでご注意ください。
小型~中型車用のECO.R Revolutionであればコレ!というものを紹介します。
N-65 / 75B24L
N-65R / 75B24R
Q-85 / 95D23L
Q-85R / 95D23R
大排気量、高級車、ディーゼル車なら
大排気量、高級車、ディーゼル車はさらにサイズアップしたバッテリーが必要です。
具体的にはS-95やT-115(JIS規格のD26やD31)サイズのバッテリーが必要になります。
価格帯はネットなら22,000~26,000円程度で手に入ります。
ディーラーやカー用品店で買ったら確実に損しますのでネットの価格をチェックしてみましょう。
購入の際には端子位置が逆である「L」と「R」があるのでご注意ください。
高級車やディーゼル車用のECO.R Revolutionであればコレ!というものを紹介します。
S-95 / 110D26L
S-95R / 110D26R
T-115 / 130D31L
T-115R / 130D31R
GSユアサ ECO.R Revolutionのまとめ
この記事ではGSユアサ ECO.R Revolutionについて解説しました。要点をまとめます。
- 新車搭載No.1の技術と品質
- 新品から7年使えた実績あり【体験談】
- 劣化+低温時の大電流放電性能が他社より優れる(ヘタってきてもねばりがある)
- Panasonic caosと総合的に比較するとほぼ互角
- どちらを選んでも間違いない選択
カーバッテリーメーカー・ブランドごとに違った特長があり、一般ユーザーの評判も違ってきます。
バッテリーは高い買い物ですしカーライフでのトラブル要因になりうるので、バッテリー選びは慎重に行いたいですよね。
当サイトではこの記事以外にも以下のようなバッテリーメーカー・ブランドの記事がありますでの参考にしてみてください。