
GSユアサのK-50Rが気になるけれど、実際に測るとどのくらいの数値が出るの?



新品のバッテリーは、届いたままでも十分に充電されている?
今回は、GSユアサ ECO.R Revolution K-50R/50B19Rの新品を、バッテリーテスターのTOPDON BT200で測定します。電圧・CCA・内部抵抗を記録し、バッテリー充電器(メルテック MP-320)での満充電前後でどのように変わるかを確認するレビューです。
商品説明だけでは分かりにくい新品バッテリーの状態を数値と写真で紹介します。K-50Rの購入を検討している方や、同じ製品を測定した方は参考にしてみてください。
K-50Rを実測して分かったこと
新品のK-50Rを開封直後に測定したところ、電圧は12.62V、CCAは339A、内部抵抗は7.30mΩでした。電圧は満充電の目安を下回っていましたが、BT200ではGOOD BATTERYと判定されました。
補充電後に21時間静置すると、電圧は12.89V、CCAは356A、内部抵抗は6.96mΩに変化しました。
今回の結果から、新品バッテリーが必ずしも満充電で届くとは限らない一方、電圧が満充電の目安を下回っていても、それだけで劣化品や不良品とは判断できないことが分かります。
※測定結果は今回の1個体における値です。基準CCAの340Aはメーカー公表値ではなく、公開されている測定例を参考に設定しています。
この記事で紹介するのは、今回用意した1個の測定結果です。すべてのK-50Rが同じ数値になるという意味ではありません。ご自身の測定値と比べる場合は、測定器の設定や温度、充電後の経過時間もあわせて確認してください。
GSユアサ K-50Rの新品測定結果|電圧・CCA・内部抵抗


まずは測定結果から確認していきましょう。購入直後の状態と、補充電してから時間を置いた状態を並べます。
| 測定項目 | 購入直後・補充電前 | 補充電・静置後 |
|---|---|---|
| 測定日時 | 2026/9/20 | 2026/9/21 |
| 端子電圧 | 12.62 V | 12.89 V |
| BT200に入力したCCA基準値(参考値) | 340A | 340 A |
| CCA(BT200の推定値) | 339 A | 356 A |
| 内部抵抗(BT200表示) | 7.30 mΩ | 6.96 mΩ |
| SOC(BT200表示) | 92 % | 100 % |
| SOH(BT200表示) | 99 % | 100 % |
| テスターの判定表示 | GOOD BATTERY | GOOD BATTERY |




今回測定するGSユアサ K-50Rはどんなバッテリー?
今回の対象は、GSユアサのECO.R Revolution(エコ.アール レボリューション)ER-K-50R/50B19Rです。
主にアイドリングストップ車対応の製品、通常車・充電制御車にも使えます。
| 項目 | メーカー掲載仕様 |
|---|---|
| メーカー | GSユアサ |
| シリーズ | ECO.R Revolution |
| 型式 | ER-K-50R/50B19R |
| 公称電圧 | 12V |
| 20時間率容量 | 38Ah |
| 最大外形寸法 | 長さ187×幅127×総高227mm(箱高202mm) |
| 本体質量 | 約10.0kg |
| 出荷仕様 | 液入充電済み |
| 公称CCA | 参照した公式要項表には掲載なし |
容量の38Ahはメーカーが示す20時間率容量です。今回のBT200測定で、38Ahの容量を実測するわけではありません。電圧やCCAと、蓄えられる電気量は分けて見ていきます。
参考:GSユアサ公式要項表/シリーズの特徴はECO.R Revolutionの解説記事でも紹介しています。
購入した個体と届いたときの状態


新品の測定記録として、購入時期と本体の表示も残しておきます。後から数値を見返すときに、どの個体を測ったのか分かるようにするためです。
| 記録項目 | 今回の個体 |
|---|---|
| 購入日・到着日 | 購入日:2026年9月17日 到着日:2026年9月19日 |
| 購入先 | Amazon |
| 購入価格 | 6,895円 |
| 製造表示・ロット表示 | 280826G →出荷前の充電年月日を示す表示 (2026年8月28日) |
| 到着から初回測定まで | 外箱に目立った傷なし、 初回測定まで自宅保管 |
| 外観 | 外観問題なし |


測定方法とBT200の設定


バッテリーの数値を比較するときは、どんな測定器で、どのような条件で測ったかも大切です。今回は測定条件を次のように記録しました。
| 条件 | 購入直後・補充電前 | 補充電・静置後 |
|---|---|---|
| 測定器 | TOPDON BT200 | 同じBT200を使用 |
| 選択した電池種類 | EFB | ← |
| 選択した測定規格 | CCA | ← |
| 入力したCCA基準値 | 340A | ← |
| 車載/車両から外した単体 | 車両から外した単体状態 | ← |
| 周囲温度/本体表面温度 | 周囲温度:25.8℃ 表面温度:25.7℃ | 周囲温度:26.6℃ 表面温度:26.3℃ |
| 測定前の静置時間・処置 | 商品開梱後 | 静置時間:21時間 |


BT200はコンダクタンス方式のバッテリーテスターです。この記事で紹介するCCAは、BT200が推定して表示した値です。低温環境で大電流を流す規格試験そのものを行った結果ではありません。
入力したCCA基準340Aを「K-50Rの定格CCA」としない理由
今回は、今後も同じ設定で比較するための参考値としてCCA基準値340Aを入力しました。
GSユアサからは公称CCA値は公表されていないので、同等サイズである50B19Lの公開例を参考にCCA基準値を340Aに設定しました。
CCA基準値340Aは参考値であるため、「340Aを上回ったので公称性能以上」「SOHが100%だから新品性能を完全に確認できた」といった判断はしません。
TOPDON BT200の価格と詳細が気になる方は以下からチェックしてみてください。
購入直後のK-50Rを測定|数値から何が分かる?
電圧|まずは届いた状態を確認
最初に確認するのは電圧です。新品として販売されているバッテリーでも、手元に届くまでの保管状況や測定時の状態は同じとは限りません。今回の値は、あくまで届いた個体を測ったときの記録として見てください。


新品が届いた状態では電圧の測定値は12.62Vでした。
これは満充電ではないものの、それほど放電が進んでいるという状態でもあまりません。
充電状態(SOC)で言えば80~90%ぐらいはある状態と考えられます。
製造日が8月28日(ラベルから確認)で、測定日が9月20日であるので、約1カ月での自己放電量としては妥当だと考えてよいでしょう。
CCA|新品時の比較用データとして残す
CCAは、低温時のエンジン始動能力に関係する指標です。今回はBT200の推定値を記録し、同じ個体を今後測定するときの比較材料にします。


測定値は339Aであり、基準値として設定した340Aと同等であるため、新品でのCCA実力は340A程度と考えてよさそうです。
今後数値が変わった場合も、まずは温度や充電状態などの条件を確認します。新品時からの変化を追うことで、1回だけの測定よりも状態を考える材料が増えていきます。
内部抵抗・SOC・SOH|表示をセットで確認
内部抵抗は、バッテリー内部の電気の流れにくさに関係する値です。BT200では、充電状態を示すSOCや健全性を示すSOHも表示されるため、結果画面とあわせて残します。


内部抵抗は7.30mΩ、SOHが99%、SOCが92%でした。
新品として妥当な数字だと考えます。
SOHについては基準CCAとの比で計算されていると考えられるので、99%はほぼ100%なので問題なし。
SOCも80~90%と見込んでいるので、少し高い気がしますが、まあ妥当な数字だと思います。
BT200のSOH、SOCは参考程度に考える数字であり、本当の寿命や充電量がわかるものではないと考えるのがベターです。
新品K-50Rは補充電するとどう変わる?
次に、同じK-50Rを補充電し、時間を置いてから再測定します。ここで確認したいのは、今回の個体で、補充電の前後にどのような違いが見られるかです。
GSユアサの要項表では液入充電済みとされています。この比較は「新品には必ず補充電が必要」という前提で行うものではありません。
使用した充電器と充電条件


| 項目 | 今回の条件 |
|---|---|
| 充電器 | メルテック MP-320 ウルトラパルス充電器 |
| 充電モード・設定電流 | ISS AUTO の設定で充電 |
| 充電開始・終了 | 充電は2時間42分で終了 |
| 終了の判断 | AUTOモードで充電器が100%を判断 |
| 充電後の静置・測定条件 | 充電後の静置時間は21時間 |
充電は、バッテリーと充電器の取扱説明書に従い、対応するモードで行います。充電直後と時間を置いた後を混同しないよう、再測定までの経過時間も記録します。


充電器の価格や詳細が気になる方は以下をチェックしてみてください
充電前後の違いを確認
| 測定項目 | 購入直後・補充電前 | 補充電・静置後 | 差 |
|---|---|---|---|
| 測定日時 | 2026/9/20 | 2026/9/21 | — |
| 電圧(手持ちのDMM) | 12.62 V | 12.89 V | +0.27 V |
| 公称CCA設定値 | 340 A | 340 A | ー |
| CCA(BT200の推定値) | 339 A | 356 A | +17 A |
| 内部抵抗(BT200表示) | 7.30 mΩ | 6.96 mΩ | −0.34 mΩ |
| SOC(BT200表示) | 92% | 100% | +8ポイント |
| SOH(BT200表示) | 99% | 100% | +1ポイント |
| テスターの判定表示 | GOOD BATTERY | GOOD BATTERY | 変化なし |
今回の個体では補充電の前後で、電圧は明確に上昇しました。CCAについても+17Aで補充電前より高い値を示しました。内部抵抗も-0.34mΩで改善しています。
充電前後で数値に差が出ても、測定条件が違えば、差のすべてを充電の効果とすることはできません。比較表と条件をあわせて見ていただくと、今回の結果を判断しやすくなります。
K-50Rの測定の様子を動画で確認
テスターの設定や、実際に数値が表示される様子は動画で紹介します。記事の表とあわせて確認してみてください。
GSユアサ K-50Rは購入候補になる?
今回Amazonで購入しましたが、ネットで購入はとても簡単でリーズナブルと感じました。
最近、近所のオートバックスでも同等品の価格を見ましたがかなりの価格差があり驚きました。
配送の問題についても、手慣れた佐川急便が配送してくれて、液漏れなどの心配もほぼありません。
自分の車に適合するなら、ぜひK-50Rをネットで購入することを勧めたいと思います。
今ついているバッテリー型番から互換検索ができます。以下から確認してみてください。
適合が確認できていて、K-42Rからの交換を検討中の方は以下からK-50Rの価格などをチェックしてみてください。
まとめ|新品K-50Rの実測値を、今後の比較の出発点に
今回はGSユアサ K-50Rの新品を対象に、電圧・CCA・内部抵抗と、補充電前後の状態を確認する内容を紹介しました。
- 購入直後は満充電ではなかった
電圧は12.62Vでしたが、CCAは339A、内部抵抗は7.30mΩで、始動性能に明らかな問題はありませんでした。 - 補充電によって充電状態が整った
補充電後は電圧12.89V、CCA356A、内部抵抗6.96mΩに変化しました。不良なバッテリーが回復したのではなく、もともと問題のなかった新品が、より充電された状態になったと考えられます。 - 新品でも、可能なら取り付け前の補充電がおすすめ
今回の個体はそのまま使用できる状態でしたが、新品が必ず満充電で届くとは限りません。時間と対応充電器があれば、取り付け前に補充電すると安心です。
新品時の値を残しておけば、この先測定したときにどのような変化があったか振り返れます。
バッテリーラボでは、今回の記録を出発点に、同じK-50Rの状態を追っていく予定です。
購入を検討している方は、以下の商品リンクから価格などをチェックしてみてください。
バッテリー測定に興味がある方は、以下のリンクから価格などをチェックしてみてください。
補充電してバッテリーのコンディションを整えたい方は、以下のリンクから価格などをチェックしてみてください。






