【互換をチェック】60B24Lバッテリーの互換とおすすめ6選

私はバッテリー開発経験があり、バッテリーの型番・型式について熟知しています。
バッテリーの特性や各社の設計の違いについても知識があります。

この記事の内容は以下のとおり

• 60B24Lとは(型式について解説)
• 60B24Lの互換関係について解説
• 高性能重視のB24Lバッテリーおすすめ3選
• さらに高性能なB24L互換アイドリングストップ車用バッテリーのおすすめ3選

この記事を読めばB24Lバッテリーの購入が迷いなくできるようになり、購入に失敗して損することがなくなります。

B24Lバッテリーのおすすめは以下のとおり。
サクッと決めちゃう方は以下のリンクから確認してみてください。

高性能重視のおすすめ80B24L

さらに高性能でおすすめN-55/80B24L

互換についての考え方や、どんな理由からおすすめなのかを知りたい方は記事を読み進めてください。

60B24Lバッテリーとは

60B24Lとは「JIS規格で定められたバッテリー型式の呼び方」です。

まずは60B24Lの数字やアルファベットがなにを意味しているか解説します。

以下にJIS規格の型式の見方をまとめました。

60は性能ランク

先頭の「60」は性能ランクを表します。

性能ランクとは「RC:容量」と「CCA：低温始動性能」から計算されるバッテリーの性能を表す指標です。

この数字が大きいほどバッテリーの性能が高いと考えてよいです。

性能ランクについてくわしく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
>>バッテリーの「性能ランク」を徹底解説！

B24はサイズ・形状

「B24」の部分でバッテリーのサイズ、つまり大きさと形状が決まります。

B24サイズは一般的に使用されるカーバッテリーの中でも中程度のサイズです。

Lは端子位置

型式の最後の部分「L」は端子位置を表します。

端子位置には「L」と「R」があり、LとRでは端子位置が逆になります。

端子位置のLとRについては以下の記事で解説しているのでご参考ください。
>>【解決】バッテリーのLとRの違い、プラスマイナス見分け方、LとR間違い対処法

60B24Lバッテリー等の互換関係

60B24Lや55B24Lなど先頭の数字だけが違うバッテリーは互換関係があります。

なぜなら先頭の数字は性能を表しているだけでバッテリーサイズは同じだからです。

性能ランクが大きいバッテリーはその数字よりも小さい性能ランクのバッテリーの互換になります。

イメージしやすいようにB24Lの互換関係を以下に示しました。

先頭の数字が大きいものが互換になる

先頭の数字が大きいバッテリーは数字が小さいバッテリーの互換になります。

いくつかの例をあげて説明します。

例：60B24Lは55B24Lの互換になる

60B24Lの「60」は55B24Lの「55」よりも大きいので55B24Lが載っていた車両に60B24Lを取り付けられます。

60の方が55よりも大きいので60B24Lは55B24Lの互換になります。

例：80B24Lは80より小さいB24Lの互換になる

80B24Lの場合はどうでしょうか。

現時点で80B24Lの「80」よりも性能ランクが大きいB24Lバッテリーは存在しません。

ということは上図のように80B24LはすべてのB24Lバッテリーの互換になります。

例：80B24Lは46B24Rの互換にならない

末尾のLとRが異なる場合はどうでしょうか。

この場合は端子の位置が逆なので搭載ができない問題が発生するでしょう。

上図のように先頭の数字は大きくても80B24Lは46B24Rの互換にはなりません。

高性能B24Lバッテリーのおすすめ3選

60B24Lバッテリーの交換用として、実際にバッテリーを選ぶ際はなにを決め手にすればよいでしょうか。

選ぶ基準はいろいろと考えられますが、

高性能品は性能ランクの高さで選ぶ

高性能品を選ぶポイントはズバリ「性能ランク」です。

同じサイズなのに性能ランクが高いのは

• バッテリー設計の作り込みがいい
• 材料費をかけて作り込んでいる

ことに他なりません。

失敗しないバッテリー選びをするなら性能ランクを基準にしてみましょう。

性能ランクの高さを基準にしたオススメ3選をご紹介します。

1位：80B24L Panasonic caos

おすすめ1位は80B24L Panasonic caosです。

1位とした理由は性能ランクが「80」であり現在市販されているB24Lバッテリーで単独トップだからです。

大容量が魅力のPanasonic caosは大容量ゆえに性能ランクも抜群。

性能重視なら80B24L Panasonic caosを選んで間違いなしです。

2位：75B24L VARTA Blue Dynamic

2位は 75B24L VARTA Blue Dynamicです。

VARTAはカーバッテリー世界シェアNo.1のクラリオス社が誇るブランドです。

性能ランクは「75」で1位のカオスに及ばないものの僅差の能力値です。

Power Frameと呼ばれる特許技術のグリッドテクノロジーで経年劣化を抑制します。

世界的なブランド力で選びたいなど、好み次第ではPanasonic caosよりもVARTAをオススメします。

3位：75B24L AQUA DREAM

3位は75B24L AQUA DREAMです。

性能ランクは2位のVARTA Blue Dynamicと同じ「75」でかなりの高水準。

聞きなれない新興ブランドのAQUA DREAMではありますが、Amazonなどでの評判は上々です。

見逃せない部分は性能ランクが高いのに価格は最安クラスでコスパ抜群です。

耐久性など未知の部分もありますが一度試してみてはいかがでしょうか。

さらに高性能なB24Lバッテリーのおすすめ3選

ここまで性能を重視して性能ランクの高いバッテリーを紹介しました。

ここからは「さらに高性能なバッテリーを使いたい」という方向けに60B24Lの互換になるバッテリーのおすすめ2選を紹介します。

さらに高性能なバッテリーとはアイドリングストップ車用に開発されたバッテリーのことです。

アイドリングストップ車用バッテリーは標準車用にも適合します。

アイドリングストップ車用バッテリーのN-55等は60B24Lに互換

N-55やN-65、N-80といった型式のバッテリーはB24Lと同じサイズであるため60B24Lに互換します。

参考記事

アイドリングストップ車用バッテリーは過酷な使用環境に耐えるため、充電受け入れ性や充放電の耐久性が強化されていて、標準車用バッテリーよりも高性能です。

ただし、高性能な分、価格は高くなってしまうところはデメリットとなります。

とにかく高性能を求めたいのであれば、60B24Lからの交換にN-55などのアイドリングストップ車用バッテリー選択することも検討してみましょう。

1位：N-55/80B24L BOSCH ハイテックプレミアム

おすすめ1位はN-55/80B24L BOSCH ハイテックプレミアムです。

有名ブランドのBOSCH でありながら、コスト面でも手に入れやすく、性能は80B24Lのためトップクラスです。

アイドリングストップ車用に対応し、標準車で使用しても高いパフォーマンスが期待できるN-55/80B24L BOSCH ハイテックプレミアムを試してみてはいかがでしょうか。

2位：N-65/75B24L GSユアサ ECO.R Revolution

２位はN-65/75B24L GSユアサ ECO.R Revolutionです。

GSユアサは国内シェアNo.1のビッグメーカーであり、品質や信頼性に死角はありません。

なにごとも大手ブランドが一番という考えの方は N-65/75B24L GSユアサ ECO.R Revolutionがオススメです。

3位：N-55 / B24L 古河電池(FB) UB.ACIES(ウルトラバッテリーアシエス) 

3位はN-55 / B24L 古河電池(FB) UB.ACIES(ウルトラバッテリーアシエス) です。

商品名のB24Lの前に性能ランク表示がないため性能ランクはN-55の方からわかる「55」であると推測できます。

性能ランクは特別高くないものの、ウルトラバッテリーアシエスは性能ランクに表れない「充電回復性能」と「寿命性能」を重視したバッテリー。

充電回復性能による燃費アップや、寿命性能による使用期間アップを狙うならN-55 / B24L 古河電池(FB) UB.ACIES(ウルトラバッテリーアシエス) を選んでみてはいかがでしょうか。

60B24Lバッテリー まとめ

この記事では60B24Lバッテリーの互換について説明、そしてB24Lのおすすめを紹介しました。

バッテリー型番は少しとっつきにくいですが、決まりさえおさえればそれほど難しくないです。

間違った型式を買ってしまったり、性能の悪いバッテリーを買ってすぐに交換となったりしないよう、しっかり知識をつけていきたいですね。

高性能重視のおすすめ80B24L

さらに高性能でおすすめN-55/80B24L