バッテリー液は補充しないほうがいいって聞いたことあるけどほんと?
どういう場合は補充したほうがいいのかな?
バッテリー液を補充しなくてもいいバッテリーってあるの?
こういった疑問にお答えします。
この記事では以下のことを解説します。
- バッテリー液を補充しないほうがいい場合について
- バッテリー液を補充したほうがいい場合について
- バッテリー液を補充しなくてもいいバッテリーについて
結論として、バッテリー液は補充しない方がいい場合もあります。
どんな場合が「補充しなくてもいいのか」「なぜしなくてもよいのか」、気になる方は記事を読み進めてみてください。
バッテリー液を補充しないほうがいい場合がある
バッテリー液を補充しないほうがいいのは、以下の2つのケース。
- LOWERレベルより上で、寒い時期
- メンテナンスフリーバッテリーの場合
LOWERレベルより上で、寒い時期はしないほうがいい
バッテリー液面がLOWERレベルより上の状態で、寒い時期は補充しないほうがいいです。
まずはLOWERレベルがなんなのかカンタンに説明します。以下の図のようにバッテリーの側面には液面レベルをチェックするラインがあります。
この液面がLOWERレベルになり、さらに液が減ると極板がむき出しになりバッテリー性能が著しく低下します。
さて、本題のなぜLOWERレベルより上で寒い時期は補充しないほうがいいのかについて説明します。
寒い時期に補充しないほうがいいのは、寒い時期に液を補充してしまうとバッテリー液の比重(=電圧)が低下して、バッテリー上がりの危険性が増すからです。
寒い時期はバッテリーの電圧が下がりやすくなるよ
また、寒い時期は液が減りにくいため、LOWERレベルより上の液面であれば、補充しなければならないリミットまでに猶予があります。LOWERレベルにかなり近い場合には暖かい時期になってからバッテリー液補充をしましょう。
バッテリー液を補充するなら以下のバッテリー補充液がオススメです。興味のある方はチェックしてみてください。
メンテナンスフリーバッテリーには補充しなくていい
メンテナンスフリーバッテリー(MFバッテリー)はその名のとおり、バッテリー液補充のメンテナンスが不要のバッテリーです。
以下の画像を見てもわかるように、液栓と呼ばれる部分がありません。
国内でメンテナンスフリーバッテリーとして販売しているのは、BOSCH、AQUA DREAMなどの韓国製造のバッテリーです。
BOSCHなどのバッテリーが気になる方は以下からチェックしてみてください。
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バッテリー液を補充したほうがいい場合もある
ここまで補充しないほうがいい例を紹介しましたが、バッテリーを長持ちさせるためにはバッテリー液を補充した方がいい状況もあります。
バッテリー液を補充した方がいいのは次の2つのケース。
- 高温環境でLOWERレベルを下回りそう
- 使用頻度が高く、過充電気味に使用している
高温環境でLOWERレベルを下回りそう
高温環境で液面がLOWERレベルまできてしまうと、もう少しで電池の極板が露出してバッテリーが劣化する恐れがあります。
最悪の場合は発火や爆発につながる場合もあります。
高温環境ではバッテリー液の水分が蒸発しやすく、充電による水の電気分解もしやすい状態なので、バッテリー液は通常より減少しやすいです。
この状況が続いて液が減り続けると、電池の極板が空気に露出しダメージを受けます。極板露出により火花が発生し、水の電気分解で発生した水素に引火すると爆発する可能性もあります。
安全に使用するためにもバッテリー液がLOWERレベル付近かどうかはよくチェックしてメンテナンスすることをおすすめします。
バッテリー液の補充には以下のバッテリー補充液がオススメです。気になる方はチェックしてみてください。
また、バッテリー液補充で液面が見えないという困りごとについては以下の記事が参考になりますので興味のある方はチェックしてみてください。
参考記事
使用頻度が高く、過充電気味に使用している
クルマの使用頻度が高く、過充電状態が続くとバッテリー液は減りやすいです。
なぜならバッテリー液は過充電状態では液中の水分が電気分解されて減ってしまうから。
激しい使い方をしているのであれば、液面がLOWERレベルまで行く前にこまめにチェックしてバッテリー液を補充しましょう。
たくさん走るタクシーやトラックはバッテリー液の点検も重要だよ
バッテリー液の補充には以下のバッテリー補充液がオススメ。気になる方はチェックしてみてください。
バッテリー液を補充しなくていいメンテナンスフリーバッテリーを紹介
バッテリー液補充のメンテナンスなんてちょっと面倒くさいと感じた方にはMF(メンテナンスフリー)バッテリーをおすすめします。特におすすめな以下の3種類のバッテリーを紹介。
- BOSCH PSバッテリー(標準車用)
- BOSCH ハイテックプレミアム(アイドリングストップ車用)
- AQUA DREAM(標準車、アイドリングストップ車用)
BOSCH PSバッテリー(標準車用)
普通のガソリン車や充電制御車向けにはBOSCH PSバッテリーをおすすめします。
液栓付きの特殊電解液還元構造となっておりメンテナンスフリーであるものの、万が一、バッテリー液が減少した場合には補水が可能です。
価格も国産メーカーよりも安価で魅力的。
BOSCH PSバッテリーに興味を持った方は以下のリンクからチェックしてみてください。
BOSCH ハイテックプレミアム(アイドリングストップ車用)
アイドリングストップ車用ではBOSCH ハイテックプレミアムがおすすめです。
上面に液栓がないトップフラット特殊電解液還元構造となっており、完全メンテナンスフリーを実現しています。価格も国産のアイドリングストップ車用バッテリーよりも安めなのがうれしいところ。
BOSCH ハイテックプレミアムが気になった方は以下のリンクから確認してみてください。
AQUA DREAM(標準車、アイドリングストップ車用)
特に安価なメンテナンスフリーバッテリーとしてはAQUA DREAMバッテリーをおすすめします。
標準車、アイドリングストップ車用どちらもラインナップしています。液栓の無い密閉型のMF(メンテナンスフリー)バッテリーなので補水が不要です。
特にコスト面で優秀なバッテリー。
同じ韓国製でもBOSCHバッテリーよりも安価。
AQUA DREAMバッテリーに興味ありの方は以下のリンクからチェックしてみてください。
「バッテリー液補充しないほうがいい」についてのまとめ
バッテリー液を補充しないほうがいい場合と、補充した方がいい場合について解説しました。
以下、まとめです。
- LOWERレベルより上で、寒い時期
- メンテナンスフリーバッテリーを使用している
- 高温環境でLOWERレベルを下回りそう
- 使用頻度が高く、過充電気味に使用している
補充しなくてもよいメンテナンスフリーバッテリーを検討してみる場合は以下をチェックしてみてください。
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