バッテリーの製造年月日がわかると、バッテリー購入時に売れ残りバッテリーではないかの確認ができます。
また、いつクルマに取り付けたか忘れたときに使用年数が確認できます。
便利な製造年月日の記載ですが、読み方がよくわからなければ意味がありません。
この記事ではACデルコバッテリーの製造年月日の読み方を解説します。
こちらのような疑問がある方が対象です。
- ACデルコのバッテリー買おうと思うけど、製造年月日をどうやって確認すればいいだろう?
- ACデルコのバッテリー使ってるけど、いつ製造されたんだろう?
この記事を読んでいただくことであなたの使っているバッテリーが製造から何年経過しているか確認できます。
ACデルコバッテリーの製造年月日の記載場所と読み方
ACデルコはアメリカの巨大カーメーカーGMが所有する自動車用部品ブランドです。
日本法人(ACDelco JAPAN)もあり、日本でも各種自動車部品を販売しています。
バッテリーについては、各地域の工場で製造されACDelcoブランドで販売されています。
日本で流通しているACDelcoバッテリーは主に韓国の工場で製造されています。
(トヨタルート品は国内バッテリーメーカーが委託製造しているものもある)
韓国のバッテリーメーカーが委託製造して、ACDelcoのブランドで販売するという形態ですね。
製造年月日については製造工場によって違うようなので、2パターンの製造年月日の読み方を紹介します。
ACデルコ 製造年月日記載方法①
ACDelcoバッテリーの製造年月日の記載方法①を以下にまとめました。
上記の例では2019年6月25日製造となります。
この刻印は「製造年(数字1桁)」→「製造月(アルファベット1文字)」→「製造工場(アルファベット1文字)」→「製造日(数字2桁)」の順番で記載されています。
先頭の数字は西暦の下1桁の数字が入ります。現在(2021年時点)、「0」が入っていれば「2020年」製造、「1」が入っていれば「2021年」製造と考えましょう。
10年以上前のあまりに古いバッテリーの場合は判別がつきにくいかも知れませんが、10年以上もバッテリーを使い続けるようなことは稀なのでこの表記で問題なしとしているようです。
次のアルファベットは製造月を表しています。対応する月は上記の表を参照してください。
例えば、「E」となっていれば、A,B,C,D,Eの5番目なので「5月」です。
注意しなければいけないのは「I(アイ)」は欠番となっているため9月以降は1つずれるという点です。
次のアルファベットは製造工場を表します。韓国工場を意味する「R」が入ります。
最後の数字2桁は製造日を表します。
「07」であれば「7日」ということ。
「22」であれば「22日」です。
わかりやすいですね。
以上の読み方を覚えていれば、バッテリー取り付けた時期を忘れてしまっても、いつごろから使用開始したかを確認することができます。
また、購入したバッテリーが製造から販売店でどれくらい保管されていたかも把握することができます。
製造年月日記載方法②
サイズによって製造工場が異なり、製造年月日の表記が異なる場合があります。
上記の製造年月日表示は「KB9G02」です。
1, 2桁目のKBはACデルコ工場表記になります。
3桁目の数字は西暦の下1桁の数字が入ります。9が入っているならば、2021年現在時点であれば「2019年」と考えられます。
4桁目の「G」が製造月を表します。対応は先ほど説明した表と同様です。「G=7月」でしたね。
5, 6桁目が製造日です。02→2日となります。
以上より、「KB9G02」という表示の製造年月日は、2019年7月2日製造のバッテリーとなります。
ACDelcoバッテリーの製造年月日の読み方実例紹介
実例を使って製造年月日の場所と読み方を紹介していきます。
例:ACDelcoバッテリー 製造年月日
出典:みんカラ
刻印の内容は「5MR30」です。
先ほど説明したやり方で読むと
「5→2015年」「M→12月」「R→韓国」「30→30日」となるので、
「2015年12月30日製造のバッテリー」だということがわかりました。
謎の文字列に見えていた数字とアルファベットも意味がわかってしまえば簡単ですよね。
ACDelcoバッテリーの製造年月日まとめ
この記事ではACデルコバッテリーの「製造年月日の読み方」を実例を使ってご紹介しました。
要点をまとめます。
- 1桁目:「製造年→西暦の下一桁」
- 2桁目:「製造月→アルファベット表記、表参照」
- 3桁目:「製造工場→アルファベット表記:R(韓国)」
- 4桁目:「製造日→数字2桁をそのまま読む」
「1BR22」であれば「2021年2月22日が製造年月日」でしたね。
製造年月日が読めるようになれば、自分が使っているバッテリーがどのくらい使われているかを把握できるようになるので交換時期を間違えずに済みますね。
国産バッテリーの製造年月日は違う方法での読み方になっています。
興味のある方は以下の記事が参考になりますよ。