軽トラの純正が26B17Lなんだけど40B19Lに交換可能なのかな?
26B17Lと40B19Lの違いって何なんだろう?
この記事を読めば解決できるよ!
バッテリーは高い買い物なので失敗しないよう、よく商品内容を理解して購入したいですよね。
特にバッテリーの型式・型番はややこしいところもあるので注意が必要です。
私はバッテリー開発の経験があり、バッテリー型式・型番や各メーカーが販売している製品についても熟知しています。
この記事では以下について解説します。
- バッテリーの26B17Lと40B19Lの違い
- 純正26B17Lを40B19Lに交換できるのか?
- 26B17Lから交換するのに適したおすすめバッテリー紹介
26B17Lと40B19Lの違いがわかるようになりますよ。
バッテリーの26B17Lと40B19Lの違い
26B17Lと40B19Lの違いは「性能ランク」と「バッテリーの横の長さ」だけです。
なぜなら「26」と「40」の部分が性能ランク、B17とB19の「17」「19」が横の長さを表しているからです。
以下は26B17Lの型式を説明した図です。
性能ランク「26」と「40」が違う
最初の数字の「26」「40」は「性能ランク」を表しており、性能に違いがあります。
性能ランクはバッテリーの性能を表す数字なので形状とは関係ありません。
参考記事
バッテリーの横の長さ「17」「19」が違う
Bの後の数字「17」「19」はバッテリーの横の長さを表しています。
この決まりはわかりやすくて「17」なら17cm、「19」なら19cmです。
26B17Lと40B19Lの場合、形状的には2cmだけ横の長さが違うバッテリーです。
「L」は端子位置を表す
後の「L」は端子位置を表します。
「L」のほかに「R」の場合もあり、「L」と「R」で端子の位置を区別します。
詳しくは以下の記事で解説しているので気になる方はチェックしてみてください。
純正26B17Lを40B19Lに交換可能なのか?
結論としては、純正26B19Lの車両に対して、搭載スペースに余裕があれば40B19Lに交換可能です。
性能的にはアップするので問題なしですが、物理的にサイズが大きくなってしまうので搭載スペースには注意が必要です。
性能的には26から40にアップするので問題なし
26B17Lから40B19Lに交換すると性能アップになります。
なぜなら、性能ランクの数字が「26」から「40」にアップするから。
性能アップすることにデメリットはありませんので、26B17Lから40B19Lへの交換はオススメできます。
参考記事
物理的サイズが大きくなるので搭載スペースに注意
性能はアップするものの、物理的なサイズは「B17」から「B19」へと大きくなってしまうので、搭載スペースに注意が必要です。
大きくなるといっても長側面の長さが2cm伸びるだけなので、搭載可能な車は多いです。
実際にご自身の車の搭載場所を確認の上、交換検討をしてみてください。
参考記事
26B17Lから交換するのに適したバッテリー9選
以下の観点で26B17Lからの交換に適したおすすめバッテリーを選びました。
- サイズピッタリのB17Lバッテリーのおすすめ3選
- 高性能重視のB19Lバッテリーおすすめ3選
- 基本性能重視の40B19Lバッテリーおすすめ3選
サイズぴったりB17Lバッテリーのおすすめ3選
26B17Lの互換品を選ぶときに、搭載面でのトラブルを防ぎたい方は、サイズぴったりで性能も高い34B17Lを選ぶのをおすすめします。
サイズぴったりなら取り付けられないトラブルが防げますが、デメリットもあります。
メリットは「取り付けられないトラブルが防げる」
26B17Lに対して、34B17Lを選んだとしてもサイズは同じB17Lなので、サイズはぴったりで搭載面では全く問題ありません。
デメリットは「特殊品扱いなのでB19Lよりも価格が高い」
B17Lを採用している車種は多くありません。そのため、採用車種が多く汎用品として出回っているB19Lよりも価格が高い場合が多いです。
搭載スペースが許すならB17LからB19Lへの交換を検討する方がメリットは大きいです。
搭載面での心配がある方にはB17LからB17Lへの交換の方が良いため、26B17Lの互換品である34B17Lのおすすめ3選を紹介します。
1位:34B17L GSユアサ HJシリーズ
おすすめ1位は34B17L GSユアサ HJシリーズです。
1位とした理由はGSユアサは国内シェアトップのバッテリーメーカーゆえに信頼性が抜群だからです。
HJシリーズは汎用品で対応できない新車搭載特型品を扱うシリーズで純正品からの交換に対応した製品。
安定感のあるGSユアサ HJシリーズを選んでみてはいかがでしょうか。
気になった方は以下のリンクからチェックしてみてください。
2位:34B17L Panasonic SPシリーズ
2位は34B17L Panasonic SPシリーズです。
Panasonicといえばブルーバッテリーのカオスを思い浮かべる方も多いかと思いますが、B17Lのような特型品番はSPシリーズでラインナップされています。
人気のPanasonicブランドはカオス以外のシリーズもオススメです。
製品保証は3年または6万kmで最長レベルの保証となっており、クオリティの高いグレードの製品。
ブランド力や基本性能の高さからPanasonic SPシリーズを選んでみてはいかがでしょうか。
3位:34B17L エナジーウィズ(旧昭和電工マテリアルズ) Vspec
3位は 34B17L エナジーウィズ(旧昭和電工マテリアルズ) Vspecです。
GSユアサやPanasonicと同じ国産バッテリーで製品保証などのスペックも同等であり、特に遜色なく使用可能です。
GSユアサやPanasonicほど知名度がないですが、歴史ある国産ブランドであることに変わりはなく多くのカーメーカーも採用しているバッテリーメーカーの製品。
性能的には互角なので、1~3位どれを選んでもほぼ差はなく、好みで選んでも問題ないといっていいでしょう。
高性能B19Lバッテリーのおすすめ3選
搭載スペースに余裕があるなら、26B17LからB19Lに交換するのがオススメです。
B19Lバッテリーを選ぶ基準はいろいろと考えられますが、
わたしの提案は「性能を基準に選ぶ」です。
高性能品は性能ランクの高さで選ぶ
高性能品を選ぶポイントはズバリ「性能ランク」です。
同じサイズなのに性能ランクが高いのは
- バッテリー設計の作り込みがいい
- 材料費をかけて作り込んでいる
失敗しないバッテリー選びをするなら性能ランクを基準にしてみましょう。
性能ランクの高さを基準にしたオススメ3選をご紹介します。
1位:60B19L Panasonic caos Blue Battery
おすすめ1位は60B19L Panasonic caos Blue Batteryです。
1位とした理由は性能ランクが「60」であり現在市販されているB19Lバッテリーでトップクラスだからです。
大容量が魅力のPanasonic caosは大容量ゆえに性能ランクも抜群。
性能重視なら60B19L Panasonic caosを選んで間違いなしです。
2位:60B19L BOSCH ハイテックプレミアム
2位は60B19L BOSCH ハイテックプレミアムです。
caosの性能ランク「60」と同じ性能ランク「60」であるため容量と始動性能においては互角です。
カオスとの違いはメンテナンスフリーバッテリーであるため液栓がなく、補水が不要という点です。
シビアなコンディションで使用しない普通の使い方であれば補液不要のメンテナンスフリーは管理が楽なのでメリットになります。
BOSCHは価格の安さも魅力なのでコスパ優先という方はBOSCHハイテックプレミアムを選んでみてはいかがでしょうか。
3位:60B19L GSユアサ ECO.R ハイクラス
3位は 60B19L GSユアサ ECO.Rハイクラスです。
性能ランクは1位のカオス、2位のハイテックプレミアムと同じで「60」なので、性能的には互角。
GSユアサは国内シェアトップなので、実績を考慮すれば他のバッテリーと甲乙つけがたいところです。
ECO.Rを3位にした理由は、Panasonic caos やBOSCHの方がブランドのユーザー認知度が高く、人気・評判が高いためです。
性能的には互角なので、1~3位どれを選んでもほぼ差はないといっていいでしょう。
標準性能40B19Lバッテリーのおすすめ3選
26B17Lからの交換に60B19Lなどの性能ランクが大きいバッテリーは必要ないとお考えの方には標準性能の40B19Lをオススメします。
ここからは標準性能の40B19Lバッテリーのおすすめ3選を紹介します。
標準性能品は国内ブランド品質で選ぶ
B19Lの中で標準性能品である40B19Lは国内製造のバッテリーを選ぶことをオススメします。
なぜなら海外ブランドの廉価バッテリーは
- 「初期不良で早期にバッテリー上がりが起きた」
- 「耐久性が低くすぐ交換することになった」
といったトラブル報告が多いからです。
当然海外ブランドの安いバッテリーでも当たりを引けば長持ちするというレビューもあります。
しかし、トラブルを避けたいなら品質ばらつきの小さい国内ブランドのバッテリーをオススメします。
1位:40B19L 古河電池 Altica STANDARD
おすすめ1位は40B19L 古河電池 Altica STANDARDです。
今回紹介するのはどれも国内ブランドバッテリーであり、価格も同水準なので甲乙つけがたいです。
しかし、古河電池だけは唯一極板格子の製造方法が違い、そこに特長があるので1位としました。
古河電池の極板格子はブックモールドという手法で製造されます。
ブックモールド格子の特長は
- 機械的強度が高い
- 伝導性がよい
- デザイン自由度がある
- 腐食による伸びが発生しにくい
ブックモールドは連続製造しにくく生産性の面ではデメリットがありますが、上記のようにメリットが多く信頼度の高い極板格子だといえるでしょう。
品質がよく、性能も十分なバッテリーとして 40B19L 古河電池 Alticaを選んでみてはいかがでしょうか。
Amazonで買うなら同性能のACIESもオススメ
2位:40B19L GSユアサ BVシリーズ
2位は40B19L GSユアサ BVシリーズです。
基本性能を追求したモデルでバッテリーとしての基本性能を重視しています。
GSユアサは国内シェアNo.1のビッグメーカーであり、品質や信頼性に死角はありません。
なにごとも大手ブランドが一番という考えの方はGSユアサ BVシリーズがオススメです。
3位:40B19L Panasonic SBシリーズ
3位は40B19L Panasonic SBシリーズです。
Panasonicバッテリーといえばカオスが有名ですが、基本性能とコストを重視したモデルも存在します。
「Panasonicがいいけどカオスはちょっと値段がなぁ…」という方にはこちらのSBシリーズがオススメ。
これといった特長はないですが人気のカオスと同じ品質で製造されて、カオスよりも安いと考えればお得感があります。
Panasonic好きの方は Panasonic SBシリーズ を選んでみてはいかがでしょうか。
26B17Lと40B19Lの違い まとめ
26B17Lと40B19Lの違いについて解説し、26B17Lからの交換用バッテリーのおすすめを紹介しました。
最後にまとめておさらいします。
- 「26」と「40」の性能ランク部分が違う
- 横の長さが17cmと19cmで違う
- 他の寸法は同じ、端子の位置も同じ
- 26B17Lから40B19Lへの交換は性能面は心配なし、搭載スペースに注意
- 26B17Lからの交換で、サイズピッタリにするなら「34B17L GSユアサ HJシリーズ」
- 26B17Lからの交換で、高性能重視B19Lなら「60B19L Panasonic caos Blue Battery」
- 26B17Lからの交換で、標準性能40B19Lを選ぶなら「40B19L 古河電池 Altica STANDARD」
バッテリーの型番はややこしいですが、覚えてしまえばわりとシンプルで難しくはありません。
正しい知識を身につけておトクに性能の良いバッテリーが選べるといいですね。
26B17Lからの交換を検討中の方は以下のバッテリーがオススメ。以下のリンクからチェックしてみてください。
サイズピッタリのおすすめ34B17L
高性能重視のおすすめ60B19L
基本性能重視のおすすめ40B19L